<   2007年 04月 ( 1 )   > この月の画像一覧

 

能登

年度末の忙しさが一段落して,来週から暇だなあと思って某学院で授業を受けていたらすんごい長周期の揺れを感じたのが3月25日だった。中越の時と似ていたので遠くて規模の大きい地震だろうと思って,しばらくして携帯電話でネットを見たらM7.2の文字が・・・。
『内陸地殻内地震で7.2=去年の仕事全部パー』
ぐらいな方程式が浮かんで眩暈がしたんだけどまあ最終的には6.9に落ち着いて一安心。

とはいえ会社で調査に行くことになり,年度末終わり⇒遊ぶプランは破綻に。しかも観光シーズンなのか車と宿の確保が難しく福井から輪島に行って一日で福井に帰ってくる強行軍。そんな準備やら報告書やら発表やらAIJやらでブログ更新もしなかったという言い訳を長々と書かせてもらった。

で今回の能登半島地震の被害の特徴はもう色々書かれているし,被害写真を載せるのは被害を受けた方に対してどうかと思うので,公共の建物か地盤とかに限定して簡単に。地震被害の特徴は以下の通り。

①被害が大きいのは建築年代の古い木造が大半(特に全壊してるのはピロティ建築)
②液状化および地盤沈下に伴う建物の損傷(こちらはRCでも被害が見られる。)

 ということでRCとかSに被害がないのでK学会もあまり動く気配はなさそう。実際建築をやってる人から見ると,言い方は悪いが,壊れた建物に違和感がなく(つまり①)、耐震構造的に新しい知見はないのかもしれない。
 しかし地質とか地震動分野からすると色々と興味があると思われ,例えば,あまりにRCの被害が少ないことと関係するけれども,被害が大きかった地域では1秒くらいの波が卓越していて,この原因に関する論文などは(もうある程度出てきているが)AIJでも出てくると思われる。

 よくわからないことをだらだらと書いたが,去年違う分野に入ったおかげで,建築の構造以外の視点から地震被害を見れるようになったのは良いことなのかもしれない。そんなわけで違う土俵2年目。そろそろ専門違いますんで的な言い訳も使えなくなるのでまあそれなりにがんばっていこうかなと思う。

 以下は被害者感情に触れないような被害写真(木造住宅なし)。
d0049137_17542765.jpg
富来
d0049137_17555321.jpg
関ノ花
d0049137_17575026.jpg
道下
d0049137_17581719.jpg
七尾市田鶴浜支所

by beam-column-joint | 2007-04-14 17:58 | seismo