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地 底 神 殿

地底神殿に行ってきた。

RPGにありそうなダンジョンだが,正式には首都圏外郭放水路という。

まるでパルテノン神殿のようなので地底神殿と呼ぶらしい。

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なお詳細は下記公式HP。
ttp://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/works/saigai/sonae/gaikaku/frame_index.html

でかい(高さは15m程度)。地底神殿とかたいそうな名を付けるだけのことはある。
実は偏平な柱なので横から見るとちょっとあれだがたしかに神殿のようである。
ちなみに写真に写っているのは聖闘士ではなくただの案内人である。

なぜ地底にこのような施設があるかというと,洪水対策の一環なのである。
場所は庄和町という埼玉と千葉の近いところなのだが,このあたりは川が5本程度流れており,しかもお盆のような地形になっているので,つい最近まで洪水に悩まされてきた。そこで,国道16号の地下に水をためておく立杭をつくり,それをつないで外側に流れている江戸川に放水しようという施設なのである。その立杭とはこのようなものだ。
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これまたでかい。深さは60~70m程度。これが各川に対して1つあり,大雨の際にここに流れ込んだ水はさきほどの地底神殿に送られる。つまり神殿は送られてきた水の圧力を調整する調圧水槽なのである。当然足元はかなり濡れているし,奥の方には流れてきた水に含まれているゴミがたまっている。

瀬戸大橋の記事でもわかると思うが,でっかいもの(特にコンクリート)好きの私にはたまらん施設である。興奮のあまり小宇宙を燃やしすぎてオーロラエクスキューションをはなつ図。(細かくいうとカミユと氷河の戦いの際のオーロラエクスキューションを再現しております。しかし写真にしてみると自分が思ったポーズと乖離しすぎていてもっと練習してからやればよかったとおもうのであった。)
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ちなみに地上からみるとこのようになんの変哲もない運動場である。奥のまるいところが立杭。まさかこの地下に神殿があることは想像できない。
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さて,このような理解できない人にはまったく理解できないであろうこの施設だが,見学料はタダである。なんとすばらしきことか。公式HPから予約できるので行きたい人はどーぞ。ちなみに私の夏はこれでもう終わりました。

by beam-column-joint | 2007-08-06 00:08 | architecture  

グッバイつくば

 モンスターハンター2(dos)やってたら、いつのまにやら2月もそろそろ終わり。しかも昨日ひさびさに電話がきたと思ったら、「なにやってんだひきこもり」みたいな感じで言われたのでそろそろブログを更新します。

 先週の金曜日は、ゲームやっていたい衝動をどうにか押さえ、つくばまで実験見学に。噂のつくばエクスプレスを使ってゴー。まあどうということもない電車でしたがね。
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 こちらがつくば駅前。あれ?うちより都会・・?い、板橋区だって負けてないんだから!
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でもってつくば駅前のバス。なんかノリノリらしいですよヘイヘヘーイ!
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 なんか意外に栄えてるな~とか思いつつ昼飯を食べて、建築研究所行きのバス停で10分位待つ。なんかバスこないな~とか思ってバス停見たら2時間分ぐらい空白なんですけど。うお~い!都会っぽいファサードにまんまとだまされちまったぜ!全然ノリノリじゃねーじゃね~か。あやうく凍死するとこだった(この日は極寒)。あ~都会っ子全開にしちゃったよ・・・と仕方が無いのでタクシー。しかもこれが2500円もかかった。んだよ自家用車ないと生きていけないじゃないか。アメリカかここは。

 さて、実験の詳細は改めて記事にする予定なのでおいといて、実験を見に行った建築研究所っていう場所はこんな感じですよっと。
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でっ!けえ!ぬーりーかーべー。反力壁ってやつです。ここまで大きいのはなかなかないんじゃないですかね。

でまあ実験は2時間くらいで終わったんですが、帰りバス停行ったら目の前でバスが発車して行きましたよ。ありえねー。仕方ないんでつくば駅に行くことはあきらめて、近くを通ってる八重洲行きのバスに、ウェンディーズで1時間待って乗りましたが。これじゃあエクスプレスつくった意味ないんじゃないかと思った1日であった。そんなわけでグッバイつくばフォーエバー。もう行くことはないだろう。たぶん。 

by beam-column-joint | 2006-02-28 12:15 | architecture  

実大6層鉄筋コンクリート(RC)建物の振動台実験

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 ここで何回か紹介したE-Defenceでの最新プロジェクト。この規模の実験というのは普通大学クラスではできません。現在は柱なり梁なりを取り出してモデル化し、破壊実験を行うというのが一般的。しかしその場合隣接する他の部材の破壊性状がどのような影響を及ぼすかというのはわからないわけです。故に単品で行いにくいスラブの性能なんかは現在でも研究課題として残ってしまっていたり。そんなわけでこういった実験というのは非常に貴重なんですね。RC系の有名な教授はみんなこれ見に神戸まで行ったらしいですよ。

 まあ動画だけても見てください。この建物は1981年の新耐震以前の建物を想定しているので短注の脆性的な破壊等が拝めますよ。これからも更新されると思うので暇な時ドゾ。

実験概要(pdf)

実験動画のページ
 様々な角度からの動画なのでゆっくりと最後まで御覧あれ。

by beam-column-joint | 2006-01-19 15:44 | architecture  

瀬戸大橋

正月はあまりに暇なので初詣を兼ねて瀬戸大橋を見に行きました。橋というよりは橋脚ですね。マニアックです。それでは写真ラッシュ。
 下がちょっと海から離れた橋脚。うーんでかい。首都高より大きいんじゃないかなという印象。周りになにもないってのがそう思わせるのかもしれません。こちらは真ん中わけしてるところに意匠のこだわりを感じるような機能的な意味があるような。妙にデザインにこだわってる感が。
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 こちらはもうすこし近づきました。デザインがちゃんと違う。土木=無骨な先入観もありましたがちゃんとこだわりがあるんですな。さっきのよりどっしりとした印象です。良く見ると上に載ってる道路が多いからですね。どっしりには理由があるのです。個人的にはなかなか好きですねこの橋脚。
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 そしてそれが延々と・・・正直異様な光景。
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 やっと橋が見えてきました。デザインはいっしょですがさっきより高くなってますね。ここには東山魁夷の美術館やらなんやらできるって話がありますがまだなにもないですね。なにもないほうがいいようなこの空。
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 ほらどーん。高い。すごい威圧感です。現実なのに現実ではないような印象です。
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 そして橋・・とそれを支えるコンクリートの脚。太い。デブ専にはたまらん脚です。こんだけのマスコンを良くうつなあと感心しかり。どうやってうったのか後で調べよう。技術者とは偉大なものです。ちなみにこの周辺には工事に使った重機も置いてあります。おつかれさま。
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 近くの公園から。いい景色です。周りになにもない。いいコンクリートだ(に見える。実際は塩たっぷりかも)。でもやっぱりゲームの中にいるような。
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 というわけでコンクリート橋脚好きのためにお送りしてきました。今見たら首都高と大きさ的にはそんなに変わらないのかもしれませんが、普段味わえない風景と技術の偉大さを味わえます。コンクリート剥き出しのとことがワイルドでいいですね。首都高みたいに変な色塗られてないし。タモリ倶楽部とかデイリーポータルZとかでこの企画やったらいいのに。絶景ですよ。観光客も全くいないし人ごみが嫌いなあなたにおすすめ。行き方は自分で調べてください。

by beam-column-joint | 2006-01-09 17:59 | architecture  

瀬戸内海

こないだ四国に旅行に行った後輩は飛行機で行ってましたが、個人的には岡山から電車で行くことをおすすめします。以下は、瀬戸大橋を渡る電車の車窓から。
瀬戸内海。太平洋と比べて穏やか。
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瀬戸の島々。
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四国まで来ると工場が目立ちます。
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なかなかいいでしょう。特に夕暮れの瀬戸内海と浮かぶ島々は最高です。あと個人的には工場にすごい魅力を感じます。あのパイプの数々。煙。機能と言う機能が詰ってます。そんな工場を見る企画もありましたね。タモリ倶楽部でもありそう。今回工場は行けませんでしたが、瀬戸大橋の橋脚を満喫する企画を組んで行ってきました。それはまた後日。

by beam-column-joint | 2006-01-07 13:58 | architecture  

柱のスリット

 昨日、木村建設の施工の問題でうちのボスにインタビューの依頼がきました。相手はフジテレビのスーパーニュース。Sugeeeeeeeeeeeee!。まあ忙しいから断ったと思いますがね。自分が電話とりましたけど、意外に丁寧だし論理的な話し方でしたよ。マスコミといえば上からものをみたような言い方するイメージがあったので断ったのは残念です。ちなみに自分がたまに行く東工大の研究室にきた電話はそうとう高飛車だったらしいです。『まずそちらでなんの実験やってるか説明してくれませんか?』みたいな。ハア?おまえを試験体にしてやろうか?(聖飢魔Ⅱ風)人とか局によって違うんですかね。

補足すると電話の時はスリットはエネルギーを吸収するとか揺れを吸収どうたらとか言われたんですけどちょっとニュアンスが違うような。スリットがないと柱の靭性が低下するとか、予測した破壊モードにならないとか、腰壁とかのせいで短注のせん断破壊になるとかそういう意味のような気がするんですが。まあおおまかに言うと合ってるのか?ただ柱主筋量があれだけ少なかったらスリットいれてもあれですが。

 ちなみに下は偶然先日見かけたボスの後姿。Setuneeeeeeeeeeeee!!!
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by beam-column-joint | 2005-12-23 17:13 | architecture  

安藤忠雄 来襲

 先日、安藤忠雄(敬称略)が我が大学にやってきた。自分は構造系だが講堂の一番前に陣取ってしまった。席を取ってくれた友人に感謝だが、こんなとこ座っていいいのだろうか。しかも回りは皆メモの用意をしているのに自分はペンすらもっていなかった。あわわ・・・。しかし、実際の講義の内容は、構造系でもわかるような話でメモなしでもなんとかなった。というか自分は建築にはあまり興味がないが、安藤本は何冊か持っているし、田舎が高松ということもあり直島とか淡路島には行ったので安藤建築はそれなりに知っているのだ。当日もしっかりサイン本を購入。ひゃっほい。要はミーハーということらしい。

(↓見よこのミーハーっぷり。サインは最初光の教会と気づかず自分の苗字だと思ってた。しかしこう見てくると建築学科に所属してる人のブログじゃないな。)
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でまあ、講義の内容について書くわけだけれども、自分は構造系ということで、難しい批判は勘弁して頂きたいです。はい。さてそんなミーハーは、その1時間の講義の中での安藤忠雄の言葉の節々から、安藤忠雄という人の思想がどのようなものか想像を巡らしていたわけでごんす。有名人の人間観察ってとこですか。

まず感じるのは彼が無政府主義者だなあということ。それは『アジアと一体になって』とか『地域で一体化になって自分たちでやっていく』という発言から感じる。若い時に世界中を旅した彼の経験から来ているんだと思う。まあ建築家って権力から制限されるのは誰でも嫌だろうけど。それに加えて『企業は社会に利益を還元すべき』等の発言からは、無政府主義でも資本主義よりもリベラリストというよりも、社会主義よりのアナキストのような印象を受ける。

まあ以上は勝手な自分の想像なんだが、そういう風に考えると、彼の建築には彼の思想がちゃんと出ているような感じがする。最初に彼は丹下健三の伝統的なフォルムについて言及していたけど、彼自身の建築は日本的って感じはあまりしないし、世界のどこで建っていてもおかしくない、あまり保守的ではない印象を受ける。それに加えて、箱モノに対する反発(ここでは=資本主義に対する反発)、直島での地中に埋め込んだ建築や瀬戸内の環境保護運動は、彼がアナキスト寄りの考えを持っていると考えるとけっこう納得がいく。

一方で、彼は非常に理想主義者であるとも思った。資本主義に対する回答として『緑』を掲げて瀬戸内で活動してきたわけだが、東京等の都市では回答していないと思うし、講演会でも具体的な提案はなされなかった。大阪駅前の計画性のなさに言及していたが、あのような場所で住人だけで都市計画を行うのは難しいとは思うし、逆に権力の介入が必要なのではないかとも思う。そういう意味で理想主義者かなと。これは自分がアナキストに対して抱いた印象と同じなわけだが。

そんな風に考えていくと安藤忠雄って人は昔から非常に強い自分の哲学があって昔から変わってないんだなあと思った。まあ上の考えは自分の思い込みで書くのも疲れてきたし、ほんとに専門的な分析は既にやられてるだろうし、他の人がやってくれると思うんでここらへんで。

ただ建築家の思想を考えながら、その建築家が設計した建物を見ていくとなかなかおもしろいのだなあと実感した。そんなことは学部1年で気づけよ。だから構造系なんだよってな話だが、著名な建築家の話をきくことで今回初めてそれが理解できた。そういう意味で今回の講演は素直におもしろかった。安藤忠雄の話し方がうまいのもあるが最後まで飽きずに楽しめた。最後に、この講演の準備した八束研の皆様、お疲れ様でした。

by beam-column-joint | 2005-12-11 19:41 | architecture  

JCI2006(新潟) 投稿申込

 JCIって何ぞや?って話になりますが、 日本コンクリート工学協会の略でございます。この協会に年次大会というものがありまして、コンクリート関係の学者なり学生なりが1年の成果を発表するという、マニアック極まりないカルトのような集会であります。自分は学部の4年から参加しているので今年で3回目(論文3編目)になります。今年は新潟でやります。
 まあリンク先年次大会2006(新潟)に行って頂くとわかるんですが、今年のテーマは・・・

 「萬代なれ!コンクリートのときめき」

つд⊂)ゴシゴシ ん・・・? んん? ( ゚д゚) (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚)
なんかくさっ!
というか萬代なれって正直意味がよくわからん。とまあここはgoogle様で検索したら、

もしかして: バンダイ

ちがいます!
 google様もご乱心。あと「ときめき」ってアナタ・・・ときめきメモリアルしかうかばない自分が重症なのか?ときめきコンクリート2006発売中。委員長が毎月お世話になっている先生だからあんまり言えませんが、あまりセンスのいいタイトルではない気がします。
 でも開催場所はなかなかセンスがいいんですよ。なんとあの朱鷺メッセ
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 そうです。あの地震でもなんでもなく自重で倒壊してしまったあの朱鷺メッセですよ。ロッドの強度不足と構造設計ミスが原因みたいです(詳細)。まさかそこでやるとはねえ。あれ。でもなんでこの時はあんまり騒がれなかったんだろ?姉歯の建物はぎりぎり自重は持つ(一部違うけど)のにねえ。まあいずれの話も構造設計に関わる者としては戒めとして捉えなくてはなりませんが。

 とりあえず登録は済ましました。あとは論文を1月末までに書かねば。

by beam-column-joint | 2005-12-03 11:47 | architecture  

構造計算書が偽造されたマンションに実際に行ってみる

 噂の構造計算偽装マンションのひとつ、芝浦2丁目マンション(仮称)が、自分の行動範囲のすぐそばにあることがわかったので、実際に行ってみる。偽装されたマンションの詳細はコチラに載っているので参照にされたい。で外観がこちらである。
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真ん中の縦長のマンションである。1つの階の丁度半分が1戸。10階建てで1階に住居はないので18戸。情報の通りである。さすがに中の写真を撮らしてもらうわけにはいかないので、エントランス部分を撮ってきた。
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2枚の写真を見てどうだろうか。あまりスケールがわからないのであれだが、なかなかきれいなアパートといった感じである。学生であるとはいえ、一応、建築の構造が専門である自分の印象としては、

 けっこうフツーだ
 
 隅の柱の太さも思ったより大きい。1階の壁量が少ないので、そこらへんのバランスの悪さが多少は気にかかるところだが、正直これで、建築の知識のない人が欠陥マンションと判断するのは無理かなと思う。しかも国土交通省の発表によれば、この建物は、規定の44%の耐力しかないらしい。そこまで低いのかYO。ちょっと信じられない数字である。まあ表しか見てないからあれだが、あまり見えない部分の操作が多いのではないだろうか。柱間隔、壁・床厚さ。一番考えられるのが、鉄筋の量。多分これだろう。危険な階が2~10階と住居部分にあるので、そちらの梁もしくは柱断面がいじくられていると思われる。だとすると相当悪質だ。まあどうやったって悪質だが。

 ちなみに、こちらのマンションを手がけたのはヒューザーではなく、シノケンの方である。ヒューザーの物件(これについてもそのうち書くが)の購入者については、正直同情しづれーと思っていたが、こっちはかなり同情する。というかあんまり住んでる人いない感じだったのでよかったが。本日説明会も開かれるようであるが、周りの住人はいい迷惑であろう。
(下が説明会の案内。今日じゃん。貼り出されているので載せても問題はなかろう。)
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by beam-column-joint | 2005-11-24 17:07 | architecture  

在来木造住宅震動台実験

またupされてました。今度のは素直にすごい!!倒壊しますよ。
大都市大震災軽減化特別プロジェクトⅡ
動画ダウンロードしてみてください。いやーすごいおもしろい。満足です。
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by beam-column-joint | 2005-11-21 19:07 | architecture