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フォトリーディング

モーニングと間違えてモーニング・ツーを買ってしまいました。
正月はジャンプを2回買うことはよくあるのですが・・・。
本屋もモーニングくらい山積みにしといてほしいなあ。

d0049137_18113390.jpg 昨年からセミナーに行きたいなと思いつつ時間がなくて行ってないフォトリーディング。これだけ流行るといまさら感がありますが,そこまで重要でない本や報告から,さらっと要点をつかみたいときに使いこなしたいのです。
 こちらは胡散臭いタイトルの入門書ですが,もともとのタイトルは,『The Photoreading Whole Mind System』で,フォトリーディングを含む速読法について書いてあります。フォトリーディングとは要は文章を画像としてインプットして,後で文字情報を取り出すという,まあ本当に出来るなら理想的な読書法です。あまり関係ないですが,昨日買った「少女ファイト」5巻で,大石練が本能的にこの技能を使いこなしてました。
 システムとしては,まずは全体をプレビューして,流れや要点を理解した上で行います。セットと言っても良いマインドマップの本にも書いてありますが,読み方の流れ自体は,脳が完全性を求めるという特性を利用しているので納得できます。
 ただ,フォトリーディングができるかどうかどなると人によると思いますし,講義は10マソくらいかかるので,そこが踏み切れません。魅力的ですが,現時点ではじっくり読むべき本の方が多いしなあ。という迷い中の一品でした。
 

by beam-column-joint | 2009-01-24 18:46 | books  

AS A MAN THINKETH

 風邪の次は謎の口内炎ができました・・・。

 たまたま自宅に置いてあったSAPIO新春号の櫻井よしこと金美齢の対談を読む。振り込め詐欺や内定取り消しといった問題に対して,自己責任や幼児性といった一見厳しい表現が目立ちました。しかし,年末~正月の派遣の問題もそうですが,メディアから聞こえてくる話の方が過保護に思えてならないので,こちらのほうがしっくりきます。なんなんでしょうか派遣村。

d0049137_16514694.jpg この手の問題でぱっと浮かぶのは「原因」と「結果」の法則。自己啓発の原点みたいなもんです。書いてあることは,全ての結果には原因があるということ。そのまんま。ただし,結果とは自分と自分の周りの環境であり,原因は自分の思いである,つまり現在の自分の環境は,自分でつくった結果だと書いているわけです。原則だけ詩的に書かれているので,根拠や具体例はありません。

 しかし,働かないまでもなんらかの組織に属せばわかることだと思いますが,仕事ができない人は若手でも年寄りでも同じ特徴をもっています。主体性がないということもありますが,やはり周りの環境や他人のせいにするということでしょう。という基本的な経験があれば,素直に読める名著だと思います。改善すべき点も見つかります。なので,具体的に書いていないからダメとか,逆に,感動した!っていう感想は経験不足かと思います。

 さて身近な問題にずれましたが,「人間は身勝手な欲望を放棄しているとき、搾取する側、される側のどちらにも属さない。」ということも書いています。最初の問題に戻ると,例えば,『派遣に同情はするけど,基本は自己責任だと思うし,企業だから利益を追求するのはわかるけど,これまでずっと黒で,1年赤になったから切るのは社会的責任としてどうなの。』ってことになると思います。100年前の本ですが,世の中あんまり変わってないんですかね。

 しかし,自分に全て原因があるというのは極論なわけで,例えば不慮の犯罪にあうようなことは説明できないわけです。また,家も貯金も失くしてはじめて自分を変えようと思ったときに,なんのサポートがないということになってしまいます。ただ,そういった雇用の解決策がワークシェアリングなのかどうかというのは疑問です。人手が必要なところは,たとえば農村とかいろいろあるのではないでしょうか。少なくとも派遣村(今度は旅館に移動したみたいですが・・・)が,プロ市民で運営されているっていうフィルターを取り除かないと,議論にならないと思います。

by beam-column-joint | 2009-01-11 16:50 | books  

孟嘗君

 先日ここ2年ほどのマンガをざっと並べましたが,以前に比べると量は減りました。その分本やら音楽やらに投資する分が増えたということです。どちらについてもそうですが,昔に比べると雑食化しました。なんでも読みますしなんでも聴きます。それが2年ほど溜まっているわけなので,少しずつアウトプットしていこうかなということです。
d0049137_1643527.jpg 日本の歴史ものに少し飽きたころに宮城谷昌光氏の古代中国史にはまりました。氏の作品ほぼ全て読みましたが,これが一番読みやすくエンターテインメント性が高い作品です。
 孟嘗君(もうしょうくん)は本名を田文と言い,中国の戦国時代に斉・魏・秦の宰相となった人。鶏鳴狗盗や,食客を数千人抱えていたこと等が有名ですが,本書では半分以上が田文の養父である風洪,後の白圭(はくけい)の物語です。はっきり言って白圭の方が魅力的に描かれています。彼はもともとは遊侠の徒ですが,後に大商人となり,その莫大な財産を洪水に苦しむ人々のために堤防を築いたりします。彼の人生観は以下の感動的な場面に良く表れています。(涙出まくり。ちなみに文は孟嘗君のこと。)
「文どの、人生はたやすいな」
「そうでしょうか」
「そうよ‥‥‥。人を助ければ、自分が助かる。それだけのことだ。わしは文どのを助けたおかげで、こういう生き方ができた。礼をいわねばならぬ」
「文こそ、父上に、その数十倍の礼を申さねばなりません」
「いや、そうではない。助けてくれた人に礼をいうより、助けてあげた人に礼をいうものだ。文どのにいいたかったのは、それよ」

 要するに彼は与えることが重要だと説いているわけですね。孟嘗君も多く食客を養っているわけですが,どちらかといえばこれはGive and Takeなわけで,白圭は見返りを求めているわけではないというところに違いがあります。

d0049137_17133047.jpg これはあくまで小説ですが,このような話は,自己啓発的な本にも出てきます。ぱっと思い浮かんだところでは昨年流行った勝間和代氏の『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』。正直あまりこの人の印象はよくなかったのですが,正月にNHKの討論番組見て話が非常にわかりやすいので少し好感度が上がりました。氏は財産を情報と捉えているので,情報を得たければまず自分から情報を発信すべしということをひとつ言っているわけです。自己啓発ものはそのまま真に受けないように読みますが,これは孟嘗君を読んだこともあり,その通りかと思いました。なので少し落ち着いたらこのブログも更新しないとなーと思ったわけです。

 話が少しそれましたが,単純に小説としても面白い孟嘗君。少し前の作品ですが,色々な読み方ができるのでおすすめです。

by beam-column-joint | 2009-01-04 16:50 | books  

Reinforced Concrete Structure

『卒業してもこの本だけは手元に置いておきたい』という本を書いてみようかと思ったりしたわけです。多分誰も理解してくれないと思いつつも。構造系は悲しい。
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はい洋モノです。PaulayとParkで『Reinforced Concrete Structure』。タイトルまんまですね。RC勉強するなら是非読んでいただきたい。

よく理論は英語の方がわかりやすいと言われます。それは文章が明快だから。私自身は英語は苦手なんですがそう言われる理由はなんとなくわかります。また苦手なので目が行くのが数式。となると数式を理解するしかないわけです。これが結果的にいいんです。数式の意味を本当に理解できれば文章はいらなかったりします。

この本は材料から構造部材まで網羅されてるんですが、私が衝撃を受けたのはこの式。

       V=dM/dx=d/dx*(Tjd)=jd*dT/dx+T*d(jd)/dx

  V:せん断力 M:モーメント T:主筋の力 jd:応力中心間距離 x:材軸方向

これは梁(もしくは柱)のせん断抵抗機構に関して、梁のせん断力Vを分解するとどうなるのか?という式です。すると2つの項、すなわち2つの機構に分解されるというわけですね。

 第1項は、応力中心間距離は一定だが主筋力が変化することにより抵抗する機構
 第2項は、主筋力は一定だが応力中心間距離が変化することにより抵抗する機構

ということになりますね(式だけ見ると)。主筋力が変化するということは付着力が発生するということなので第1項を具現化するとトラス(もしくは梁)機構。応力中心間距離が変化するということは圧縮域が変化するということなので第2項を具現化するとアーチ機構(場所によって圧縮束の位置が違う)ということになります。この式から、例えば応力中心間距離が一定なら第2項は消え、付着力のみで抵抗するということになる。どうでしょう?非常に明快だと思うんですが。(無論、式をより細かく分解することもできます。その場合ダボ作用等も考慮できるわけです。)

 日本の教科書ではどうかというと、まずアーチ機構とトラス機構の存在をいきなり表明してしまうんですね。結論が先にあるわけです。まあアーチ機構は感覚的にわかるとしてもトラス機構はどうなんだ?Y先生は説明も満足にできてませんでしたね。個人的には上の式を示した上で、細かく説明したらと思うんですが。

 まあこんな感じで実験データも交えて今話題のRC構造物について理屈っぽく説明してくれるいい本です。読むのに根性は入りますが理解は深まると思います。残念ながらもう販売してないので是非どこかで手に入れたいものです。

(ちなみに彼等はニュージーランド人なので、自分の専門である接合部だけは日本と設計思想が違う。今では日本の考え方が正しいとわかっているが、彼等のほうが理屈っぽいためにこうなったと思われる。まあこれは単なる独りごとです。)

by beam-column-joint | 2006-01-23 19:25 | books  

ココログブックス 真鍋かをり

非公開処理になったのでamazonへのlinkを削除して再投稿します。(これでいいのかな?)

買ってしもうた。
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 いわずとしれたblogの女王真鍋かをりの今までの記事をまとめた本(さらに今までの記事にコメントを)。さすがにおもしろいし、おもしろくするためのアドバイスなんかも書かれてるのでブロガーとしては読んでみてもいいんじゃないでしょうか。もちろん自分の正体をあかして書いてるblogと半分くらいしかあきらかにしない通常のblogとの違いもあるし真似できない面もあるなーと思いましたけど。でもここまでおっぴろげにできる真鍋かをりはやっぱりすごい。

 自分は知らない女の人のblogってめちゃくちゃダウナーな話題がたまに入っていて敬遠しがちですが、彼女はテンション低いときは低いときなりにうまく記事を書いていたり、読みやすくしたり、そういったblogにかける情熱がいいですね。あきらかにおバカな行動をとってますけど頭いいんじゃないでしょうか。彼女の日常はおもしろすぎて芸能人にしておくのはもったいない感じもします。
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1300円とちょっと高いですがおすすめかと。(blog読めばいい話なんだけどそれはそれ。)


 それでは3日まで学会があるので大阪にいってきます。(現在ホテルで更新中)なんか買って来ますミナサマ。


 上の画面に興味のある方はドラクエフォントでググってちょ。

by beam-column-joint | 2005-08-31 17:18 | books