Emerson,Lake&Palmer

プログレの大御所としては最後になるEmerson,Lake&Palmer(以下,ELP。)。メンバー3人の頭をとっただけのバンド名だが,それで形になるから外人はいいなと思う。日本だとおすぎとピーコぐらいしか浮かばないがあればバンドではないしなあ。

でいきなりだが,個人的にはこのELPは他の大御所に比べると,心から好きだとは言えないところがある。それはプログレ特有の深みがないというか,とにかく格好いいと思ったフレーズを垂れ流しにしているところがあるので,そこに抵抗感がある。

とはいえここまで書いてきた流れの関係上書きたいところではあるし,彼らの技量は本物だと思う。とくにエマーソンのキーボードはすごい。話がずれるようだが,エマーソンの回転ピアノという動画がニコニコにあるので,ぜひ見てもらいたい。回転というと回転ベッドのようなものを想像するが,実際には縦回転のワイヤーアクションで,しかも普通に演奏している。このくるくるエマーソンを見ると笑いがとまらないのだが,この時代で最も評価が高いキーボード奏者なのもうなずける(なんか違う意味のような気もするが)。

とりあえず下の2枚は純粋に好きである。
d0049137_16212074.jpg1971年の『展覧会の絵』。ムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」をアレンジしたライブ盤だが,観客の声が無ければライブ版だとはわからないだろう。それくらいの演奏の完成度である。原曲のすばらしさもあるのだろうが,オリジナルとロック調にアレンジした部分のバランスがよいと思う。特に5.Old Castle (古い城)⇒6.Blues Variationの流れが好き。でもまあクラシック好きには賛否両論だろうとは思う。



d0049137_16213150.jpg1973年の『恐怖の頭脳改革』。ジャケットはエイリアンを手がけたH.R.ギーガー。このアルバムのなにがすごいかというと,5曲中2曲が空耳ソングだということ。4曲目のBenny The Bouncerの「ひさしぶりこいつはゲイだなあ部長」はたしかジャケットだったんじゃなかろうか。5曲目の悪の教典も「五十嵐でしょう」もなかなかポイントが高い。こっちは耳かきくらいだが・・・とまあ話はそれたが,5曲目は30分近い組曲で彼らの最高傑作じゃなかろうか。でも最初に書いた垂れ流し感もあるのだが。

by beam-column-joint | 2009-03-29 16:32 | music  

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